「よしえ・ぴくろーる2007」

Yoshie's Picture Scroll 2007

2007年4月25日 最終更新:2011年3月9日

井村好枝

「算崩し畝織着物」 2007年

解説:  織物の図案は、ほとんどの方が方眼紙を使って、実寸法の柄=柄の有るところと無いところの配置を作成します。
その図案に色をつけて出来上がる布のイメージを設計し、最終的に、糸の本数を割り出す役目も兼ねているというのが実情です。
私も、織物の基礎を学んでから20年間そうして来ました。
しかし、経糸緯糸を色を変える場合や、経糸1羽(糸2本)1本づつ色の違う糸を組ませて、
緯糸も同じように、1本おきに異なる色糸を交互に・・・といった具合に配色したい場合には、
色の組み合わせに拠って見える効果までも確実に予想するのは手仕事では余程の名人でもない限り不可能です。
あくまで頭の中でイメージとして固めて行く、失敗を恐れていたら先に進めない効率の悪いものでした。

織物は染物とは異なり、平面(二次元)ではありません。
経糸2本を1羽とし、緯糸を往復させると言ったら解り易いでしょうか? 2本で1単位です。
平面(二次元)で考えると、経糸緯糸の色の効果で構成される色相や風合いによる色調までもが省略された図案になってしまいます。

そのような、課題を克服したいが為に、コンピュータを使って糸の組み合わせを構成した図案にしなければ、
仕上がり効果が、思い描く通りに行くのかを確かめることはできません。
「やってみければ判らない」を、「やる前に判ることを篩に掛けて、浮いた時間を有効活用すれば、
尚のこと、作意が凝縮するのでは・・・」という思いが長らく有りました。

以上の事情からの脱却、第一号として、
「算崩し畝織着物」の図案は、方眼紙を使わず、織物組織を、平織りをデジタルの基本である「0」と「1」と捉えて、
更に、糸の色をカラーパレット番号に置き換えて・・・、
といったコンピュータプログラムに拠る作成手順を、いわた・きよし先生の繊維系ノウハウから学びながら、
CG作成した図案に基づいて、出来上がり状態を、予め確認した上で織り上げたのがこの布です。
着物に仮仕立てしました。

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