自衛隊ヘリに東電社員が乗って動画撮影・A

初稿:2011年3月17日 最終更新:2016年9月20日
文責:  株式会社 イソップ  代表取締役  岩田 清 ( いわた・きよし=文責者=筆者)

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 2011年3月16日、自衛隊ヘリに東電社員が乗って動画撮影された3本の動画の、Aです。

 2011年3月17日の公開当日に視た時は、私も全く気付きませんでしたが、此の動画が、撮影対象にして居る原子炉建屋などの撮影時間に注目すると、 少なくとも、此の動画が撮影される直前迄には、東電も防衛省も『福一原発爆発は、広島・長崎の原爆とは、規模(=殺傷能力)は著しく異なるものの、核連鎖反応爆発であり、 直接の引き金は地震である。』と、「重々承知」して居た事を、動画の1コマ(=1フィールド)毎、徹底的に動画を解析可視化処理し直す事で確認出来ました。

 『だからこそ、防衛省は、東電の要請を受け入れて、「総理大臣命令が出れば、福一原発事故を一刻でも早く収束させる為に自衛隊員を出動させざるを得ない防衛省であるから故に」、 必須情報である「福一原発の事故状況」を正確に把握する為、自衛隊ヘリを提供したのかな?』と想像した訳です。

 ですが、東電首脳は、私の想像の裏をかいて居て、『国民や国会議員が「核爆発・地震が引き金」と云う認識を持つ前に、 如何に巧みに、「水素爆発・津波が引き金」と言い包められるか?』と云う認識で、吉田所長(当時)の「10条通報、事故原因:地震」を「15条通報の1、 事故原因:調査中」にトーンダウンさせた余勢で以て、『「10条通報、事故原因:津波」に改悪する事が可能かどうか?』を最重要目的にして、此の「動画撮影飛行」は実行された事情を、 私は強力な解析可視化処理で赤裸々にする事が出来ました。

 しかし、私は、未だ不可解です。
 と云う理由は、防衛省は、本当に東電の説明の様に、東電の要望を受け入れたとは、とても思えないからです。
 何故ならば、防衛省は、『3.11地震発生で、福一原発、福二原発に「緊急事態」が発生したので、 出張中の名古屋から東京へ自衛隊ヘリで帰りたい。』との東電社長清水(当時)の要望を、一旦は受け入れながらも、『これは法令に反する。』との内部指摘で、 東電社長清水が乗ったへりを名古屋へ戻して居ると云う事実が有るからです。
 従って、社長清水は新幹線で東京へ帰りました。
 此の件での菅直人の発言を私は全く知りません。
 と云う事は、東電は政府よりも上位機関なのですかね?
 国会議員が此の件に就いて質問または主意書を出したとの情報も私は知りません。
 国会議員も大半は要らないのではないですかね?

 私の個人力(正しくは、私以上に社会不正義に嫌悪感を持つ愛妻との二人力)だけでも、此処まで東電の悪を解明できたのです。
 警察・検察は、直ちに東電を厳しく司法解明して、国民が納得できる司法処置を執るべきです!
 さもなければ、国民は『警察・検察こそが日本一恐ろしい暴力団だ!』と言い出すかも知れませんよ!

10条通報には、これだけ多くの瑕疵が有る!

15条通報#1にも、重大な瑕疵が有る!

 今まで、ネット上の、余りにも粗雑な動画しか視て来なかった皆さんも、此処で、じっくりと「東電の悪」を観察して下さい。

 冒頭で紹介して居る動画は、2011年3月17日に公開されました。
 ただし、日本語版は、3本組の内の1本目と2本目の、「地震痕跡」の部分を除いた部分だけでした。
尚且つ、視野が極端に狭く、また、3倍速で再生されるので、且つ、ヘリコプターのエンジン音が非常識な音量で再生されるので、 此の再生手段に馴染めない一般的な視聴者は、動きに付いて行けず、此の動画を、執拗に追求する者は、脱原発の筋金入りにも稀有だったと想います。

 すなわち、東電は、国民から『東電は、何でも隠す。』と非難され、最高裁で「組織解体・幹部有罪」との刑が確定するのを避ける為に、 巧妙な「情報操作」を、物凄く行ったのです。
 従って、日本語版で、動画が全3本が揃ったのは、国会で、「東電擁護」が議決された後の事です。

 此の事実から、東電が、当初、日本語版は、「地震痕跡」部分を削除した動画しか、ネットに「流させなかった」のは、国民に『福一原発を死に追い遣ったのは、 津波ではなく地震だ!』と、情報拡散されるのを恐れた所為だと、容易に判ります。

 従って、国会事故調の『東電は写真を隠して居る。』との言葉に逆らえず、東電が「渋々公開」した写真を、時系列上から云って、 検討評価して居ない事が明らかな「民間事故調」、「政府事故調」は無効です! 「東電報告書」は、『何をかいわんや。』です。

 故に、国会の「東電擁護」議決も無効とすべきです!

 轢き逃げは、罪が倍加されます! 東電の嘘の上塗りの上塗りは度を越えて居ます!
 何故、このような悪魔を、警察・検察は、充分に調査もせず不起訴で済まそうと企むのでしょうか?

 現役の警察官・検察官は、余程、東電に天下った先輩が羨ましいのでしょうかね?
 警察・検察も、法務省も、しっかりと襟を正せ!

此のページの撮影飛行の道筋・前半

 つまり、東電は、福一原発の事故原因を、2011年3月16日の「自衛隊ヘリに東電社員が乗って命懸け動画撮影」時には、私が「ふくいちを裁く」で、 「地震・人災」と指摘して居る通りに理解して居たと云う事です。

 そして、吉田所長(当事)から伝えられた情報を、本店常勤の役員が、金儲けを優先し、人命を無視したどころか、「地震・人災」の「揉み消し」を図ったと云う事です。
 
 従って、現在、「吉田調書」なるものが、朝日新聞から発信されて居ますが、これは大嘘の上塗りに成る可能性が有ると、凝視すべきです!
 吉田所長(当事)が、「沈み行く船長」の気持ちで、「技術が未熟で、居ても役立たない(=居る必要がない)」東電社員を逃がして、此の穴埋めを、自衛隊員、 東京都レスキュー隊、米国空母「ドナルドレーガン」乗組員にさせたと云うのが実態に近いと想います。

 すなわち、『吉田さんは、東電首脳の中では、最も人の心を持って居た人だ。』とは云い得ますが、悪魔な東電の首脳の一人であった事は、「逃げられない事実」です。

 こんな悪魔な東電に対して「泥棒に追い銭」して居る特別公務員・一般公務員も、徹底除菌しなければ成りません。

 国会事故調を「更に司法的にも厳蜜に適う形」で再開し、「地震・人災」に就いて、全てを「水素爆発」で締め括るのではなく「未知の核爆発」の可能性に就いて、 正確な放射能汚染量に就いて、遥かなる未来世代に於ける放射能重畳被害対策に就いて、しっかりした対策を立てなさい!

此のページの撮影飛行の道筋

 本当は、実際よりも鈍足の動画に、解説を付けるのが好いのですが、司法証拠は、東電がHPからダウンロード可能にした公開物に有りますから、 此の動画の、特に重要なシーンを、「ミリ秒単位のファイル名」とした静止画像に仕立て直して解説します。
 ただし、動画である事が重要なシーンは、動画間隔が33ミリ秒では、余りにも異常なので、適切な時間間隔に鈍足化した物を付属させて居ます。

0m00s734
海岸で樹の緑が有る場所は限られる事から、此の場所は、5号タービン建屋の南東の十字路から東へ坂道を下った所。

0m01s902

0m02s002

0m02s236

0m02s336 余りにも接写過ぎて、これでは、かえって、『何か隠して居るな?』と勘繰られると気付いて・・・

0m02s402 幾らか退いて居るけれども、

0m02s469 実は、撮影場所を見破られない為の合成写真でした。

0m02s569 いきなり、6号炉建屋の北側道路の穴凹が、合成の「お相手」。

0m02s669 題名代わりに成って居る時間を視て下さい。 僅か0.1秒で、地震の痕跡を逃げて居ます。

0m02s803 弧の不思議な穴凹は、此処の地層が、福一原発の敷地の中でも特に酷い事で説明が着きます。

南相馬市小高区沖から俯瞰した相双丘陵地帯。中央が福一原発 2012年9月 <画面クリックで拡大>

 福一原発の在る福島県相双丘陵地帯は、太古は太平洋の海底で、大陸プレートの下に潜り損なった土砂に、 陸地からの生物化石を含む土砂が混在して水圧で固まり、大地震で、ある時は陸地化して風雨雪に削られ、ある時は海底に没して陸地からの土砂を堆積し、 ・・・を繰り返す事で生成された、水に崩れ易い砂岩と、水にやや強いシルトとが、何十層もの互層を成した台地を、古来、 大陸の縁で在った阿武隈山地から流れ出す川沢が、蛇行しつつ削り取った平地(=河岸段丘と堆積平野)から成り立って居ます。

グーグルアース3D機能で制作の、双葉町前田川河口上空から、双葉海水浴場を俯瞰 <画面クリックで拡大>

 典型的な「砂岩・シルト」の「互層構造」である事が良く判ります。
 尚且つ、此の互層構造自体が、「南相馬市側に比較して、広野町側が、沈んで居る(=地質年代的に新しい地層が、太平洋の荒波に海蝕されて居る。 =南方に傾斜して居る。)事が、前方の(=南側に位置する)福一原発の防潮堤に打つかって立つ白波との関係から知る事が出来ます。

海蝕に因って、水に弱い砂岩が、シルトよりも早く侵される事で生じる現象です。

洋菓子で例えれば、ゴーフルを何枚も重ねた様な感じですが、これだと、砂岩:シルト比率が、1:2ですね。

標準的なミルフィ−ユだと、砂岩:シルト比率が、2:3で、相双海岸の印象にやや近く成ります。

発見しました! 4:4のミルフィーユ。 これが砂岩とシルトで、百層にも亘って構成されて居るのが相双海岸です。

3.11地震・津波・福一原発事故直後に消去された東電HPに注目しましょう!

 「原子力基本法」に準拠した絶対安全であると謳い上げる為に、「ミルフィーユ構造の地質」が「堅固な岩盤」に化けて居ますね!

 此のHPを福一原発事故直後に消去したと云う事は、上掲の内容は虚偽記載だと自ら認めたと云うことですね!

 にも拘らず、嘘八百の情報を流して国民を惑わすと云う事は、東電は本質的に邪悪組織だと云う事ですね!

 東電を庇う、国の組織も、経済組織も、「命よりも金」の個人も、邪悪だと云う事ですね?

 日本語が普通に理解できる日本人ならば、「堅固な岩盤」から思い浮かべる岩石のイメージは、石の鳥居や国会議事堂で代表される 花崗岩(=御影石)であって、阿武隈山地の代表的岩石です。
 しかしながら、阿武隈山地の東縁の 双葉断層以東の相双丘陵地帯は、 太古の阿武隈山地から太平洋に流れ下って岩石化したシルトと砂岩の互層であって、脆弱なので、福一原発はスクレーパーとシャベルカーとで容易に掘削できたのです。

 『消去された東電HPの「堅固な岩盤」を超えられる大嘘はない。』と、福島原発事故が「完全収束」するまで執拗に語り継がれるでしょう。 しかし、 東電に罪の意識が有るからこそ、事故発生直後にHPを消去したのですから、司法の怠慢が赦されては成りません!

阿武隈山地と双葉断層と相双丘陵に就いては此の解説をお薦めします。 <画面クリックでPDF>

福一原発建設に当たっての東電自身の「地震についての知識」は、こんな程度。 原図は⇒ <画面クリックでPDF>

 東電の知識は一般的な土木工学であって、耐震工学に成って居ない。
 勿論、地学・地質学・地球科学・地震予知学でないことは、PDFを読めば簡単に解る筈です。

 此の異常な認識に因る『とても「堅固な岩盤」とは言い難い「脆弱なシルト砂岩互層地層」が、恐らく、正力、中曽根辺りの「政治的配慮」で、 東電福島第一原発は、建設認可され、東電の「命よりも金儲け」主義は、原子炉爆発事故へ向かって「邁進」して行ったのだ。』と考えます。

 此の意味で、福島第一原発事故は、管・民主党内閣の責任を問うべきですが、其の前に、歴代の自民党内閣の責任を、執拗に問うべきです。

 中でも、中越沖地震時に於ける、柏崎刈羽原発の事故を「3号機の昇圧トランスの絶縁油漏れ事故にまで矮小化し、 東電に対して適切な政治指導をしなかった第一次安倍内閣の責任は重大です。
 安倍晋三が、父親からの政治資金相続問題の疑惑逃れで病院へ逃げ込んで、原発の安全性の見直しを蔑ろにした事が、福一原発事故を此処まで重大化させた元凶である事は、 絶対に見逃せない事実だからです。


3.11地震1ヵ月後に起きた、いわき市井戸沢断層が震源の「断層トレンチ調査」 <画面クリックで拡大>

 当初は、『活断層ではない。』と全面的に否定して居たけれども、抵抗し切れず、渋々トレンチ調査して、『活断層だった。』と、 嫌でも言わなければ成らなくなった井戸沢断層の調査箇所の写真です。
 茶色の砂岩と暗緑色のシルトが、ずれて居ますね!

保安院が事故レベル0と評価した東電・柏崎刈羽原発事故 2007年7月16日

保安院は「事故レベル」の評価に当たって、

中越沖地震・柏崎刈羽原発事故発生時直近の

グリーンピースが提示した此の写真を

充分検証したのだろうか?

 定年後に馴染みの民間会社に天下る事をマジに考えるのが普通の公務員の倫理観なので、特別に悪い結果が出なければ、本気で調査しない。

 此の事は、柏崎刈羽原発で立証されて居ます。
 福一原発事故が起きてから、『実は、トランスの絶縁油が燃えただけの火災事故ではなく、放射能が漏れて居ました。 制御棒が抜けなく成って居ました。』なんですね!

 でも、此の写真を視ると、もっと危険な爆発事故を起こして居ますね!
  
 これは、核臨界爆発事故ではないですかね?

 当時の、第一次安倍内閣が、此の事故の矮小化報道に、どの程度関わって居たかは、情報が私の手許まで漏れて来ないので、これ以上の判断が不可能ですが、此の爆発事故が、2,3,4号機が中越沖地震後に再稼働できない状態で、福一原発事故を迎えて仕舞った本当の原因ではないですかね?

 「疑わしきは罰せず」の言葉だけは、すっかり定着した日本ですから、『安倍晋三を処刑せよ!』との啓蒙運動までは、現時点では起こりませんが、『起きても不思議ではない。』と日本で「誰よりも自覚して居るのが、実は、安倍晋三ではありませんかね? だからこそ、国民の注目が、中越沖地震時の柏崎刈羽原発事故の政府指導を放棄し、『お腹痛い!』と病院へ逃げ込んだ時点へ、国民の意識が逆戻りしないように、反動化の極まりをゴリ押しして居るのだと私は勘繰ります。

 国会事故調の田中三彦さんや調査協力員の伊東良徳さんが 柏崎刈羽原発事故直後から『柏崎刈羽原発に比べてポンコツの福島第一原発が地震に襲われたら・・・。』との啓蒙運動をされて居た事を考慮すれば、私は、更に遡って、「東電トラブル隠し事件」よりも、もっともっと遡って、東電だけでなく、歴代政府をも、原発ムラをも、50年前にまで遡って厳しく糾弾すべきだと考えます。

続く

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